⑦と1/2 先生との対話
しばらく待っていると再び診察室に呼ばれた。
「はなぱなさんの画像を見せてもらった結果ですね、石灰化の範囲が上部外側に扇型に広がってるんですね。」
ふむ
「この形、ちょっと気になるのでもっと詳しく検査しますね。今度する検査は石灰化部分の細胞を取る針を刺して組織検査をするものですよ。もしかしたら良性かもしれないけど一応念のためね。」
そうなんだ?
てか、良性って事もある?可能性は違う側が濃い感じ??ん?
「今後、うちで治療を続けるのに入院するのかな?また今までの病院へ戻られる?…………まだそこまで考えてなかったかな?」
きょとん顔の私に医師がペースダウンして説明してくれた。
「ちょっと一度に話しすぎちゃうと頭パンクするよね。また結果を見てから色々決めて行きましょう‼」
なんか、なんか、今日の先生の言い方に影が有るようで、なんかやだ。
不安になるじゃん。
ね?
診察室を出て身長体重を計って、それから血液を採取して終了。
帰宅して旦那に初めて病院へ行ってこれから詳しく検査をしていくのだと話した。
今までは旦那も胸が痛いだけだと思っていたみたいで、私が市民病院へ行っていたのも興味無い様子だった。
旦那も今回の先生の話し方に不安が走ったみたいで嫌だなぁ、と小さく呟いていた。
あんたも私の事なのに不安になることがあるんだ?へ~!って不思議に思った。
自分に面倒な事や不都合な事が降りかかるのが嫌いだからね。
だから、私が病気になったら不安なんだろうね。便利屋が便利屋じゃなくなるしね。
正直生活全般において疲れていたので思考も麻痺していた。
あ~‼暗いわ‼暗いっ‼
忙殺された人間はこわいよっ‼
⑦更に更に紹介の専門クリニック
6月28日
紹介状を持参して市民病院の先生から紹介された専門クリニックへの初診の日
素敵エリアにあるきれいなビルに入る紹介先のクリニックは専門クリニックだけあって女子率が凄かった。(当たり前か)
独特な雰囲気
産婦人科とはまた違う、そう少しピリッとしたような雰囲気
フワッとした空気感ではないのは確か。
受付に呼ばれてロッカーの鍵を手渡される
ロッカー室で上半身真っ裸になり、ピンクのガウンを羽織る
貴重品と靴をロッカーに入れる
汗かきまくってたので更衣室でフキフキ‼
ハンカチを手に握りしめてフロアへと向かう
朝1番の予約だったので割とすんなり診察室へ呼ばれた
先生にまずはご挨拶
女医さんだった
私より若いかもなぁ、何て思いながら問診をする。
では、お決まりの触診から。
女医さんはかなり手馴れた手つきでゴイゴイ私のパイさんを診察なさる
うむ、完璧
「では1度診察室から出まして検査しますね」
案内してくれる看護師さんに聞いてみた
…またマンモグラフィーからやり直しなんですか?(市民病院から画像を持たされて来たのにさ…)
「そうね、もう一度うちの施設で取り直ししますからね~」
……えーーー、またぁ?痛いんですが。
レントゲン室に通されて技師さんから指示をうけてあれよあれよと画像を撮られる。
左右の胸の横挟み、左右の胸の縦挟み、問題の右胸は拡大して更に2枚の、計6枚。
慣れない体勢で息を止めるので疲れるぜぃ
マンモグラフィーが終るとエコー室へ
エコーしながら技師さんにもうこれで終わりなのかと聞いてみたところ、
今日の検査はこれでおしまいだけどね、先生の所見次第で後日もっと詳しく検査になるかお話がありますからね~、っと
ふむ、まだ先があるってか…
なかなか終わりが見えずにイライラしてくるいらっちだな~私
何か診察室にまた呼ばれるみたいだけど、その前に一旦着替えますかね。
のそのそと更衣室に行き着替えてからまた再び診察室へ呼ばれるのを待つ
…にしても、専門病院だと1日にして基本の検査が全て終わるんだね。
普通の病院なら何日かに分けて検査なのに。
サクサクサクサクと進むね~
静かなフロアで普段は見ない"クロワッサン"等を読む
心の音を消すように何も考えない方が楽なのだ
続く……
⑥市民病院へ紹介状を受け取りに行く
市民病院へ紹介状を受け取りに行くまでの間(否、あれこれ診察の合間の休みとかもたわ)に浮かれポンチ、ついでにポンコツの私はちゃっかりパスポートの更新なんかしたりして受け取りに行ったりしてた。
気を取り直して、市民病院の窓口へ紹介状の受け取りに。
ちょっと待たされてから事務員が詳細確認にやって来た。
あのーぅ、結局病院はどちらになったのでしょうか。
はいはいお調べ致しますからね!と事務員さんは奥へと消えて行き、しばらくした後紹介状を手に取り戻って来ました。
「こちらの病院ですよ。地図などもプリントしてあるので見てくださいね!」
あ~、この病院は、先生が候補地としてあげていた病院の1つだなぁ
なるほど。
予約日を入れてもらい、お会計済ませて終了
今度から通いの病院は電車乗ってだなぁ
都会まで出なきゃだな~
あちーのによ!!夏め‼
サクサクに病院へ繋がれていく
初めての経験だった。
なんだろな、、、
⑤市民病院にて選択を迫られる
6月15日
午前中に用事をバタバタと済ませて外科の外来へと急ぐ
混んではいるが医師も数名居るためかサクサク呼ばれていく。
名前を呼ばれて診察室へ入る
先週行ったエコーの結果を先生が報告してくれる日なのだ
「エコーしたけど特に影は見当たらないね、マンモでは石灰化があったんだよね」
はい、まだ痛みはありますので
「石灰化は中には悪さを伴うものもあるけどだいたい良性なんだけどね、どうする?このまま経過観察しとく??」
……………………………。
黙りこくった私に医師が沈黙を破る
「でもせっかくだからとことん調べてみても良いと思うよ?ただここには設備がないからね、また転院て形になるんだけどね。」
はい、わかりました。
「どこか希望する病院あるのかな?ない?住まいはどちらだっけ。」
で、結局乳房関係に強い病院等全く知らない私に代わって先生が熟考してから紹介状を書く手筈になりました。
そんなに時間かかるんですな!!
まぁ、熟考したい、って親切だし待ちますよ‼よろしくね、って事で週明け6日後に受け取りにまた病院です。
なんかさー、
なんつーかさー、
宙ぶらりん。
あたいのおパイよ、大丈夫?
体はずっと怠くて死にそうだった。
小さな感染症にもすぐにかかるしね
てんで勝てる気しなかったわ。
はーあ。
無人島行って死ぬほど寝てぇ。。。
考えるのはこんなことばかり
焼き鳥でも焼いて食うかな、そんな帰り道
④市民病院2回目・エコー検査
6月7日
外来が終了した昼過ぎからの予約時間
暑い中自転車漕いで市民病院へ
人もまばらな時間帯な為、2階のエコー室へ行くとすぐに通された。
カーテン越しに看護師から指示が。
はいはい。
もうここずっと検査する部位は決まってるので脱着優先しての服装ですからね
市民病院はかなり簡素なので薄いタオルをぺらーんと被せられるだけ。
勿論ひざ掛け等もナシ!OK!!
こういう税金の無駄を省いた感じ、良いよ!
エコー検査が始まり、問題の右側は念入りに行われていた
途中ぐぐっと押さえられる事もあったので「痛いです」って伝えると
「痛かったんだっけ?」と医師
痛いから来てんだよp(`Д´)q
ふ~む、なんて言いながら影を探してくれてましたが、分かり易い影は見つからなくこの日は終了
次回は診察と結果です
私のこの胸の痛みは何だろう
前よりは激痛こそ治まったものの、痛みはまだあるし体の向きを変えるだけでも痛いのに
痛みについて先生は何も教えてはくれないのよね
色々と消化不良
なのに、私は相変わらずヘラヘラしながら生きていた
体は2016に入ってから更に怠さが抜けなくて悲鳴をあげていたのに
市民病院1回目の所見を掘り下げる
あまりにも端折りすぎて書いたため、自分でも忘れていた会話も思い出したので書いておく。
マンモグラフィーのレントゲン写真を見せられた時に乳首からやや離れた中心部辺りに白い斑点が見えた。
それは素人目に見ても斑点だと判るくらい。
最初に行ったクリニックでみてもらった時の嚢胞の位置と同じなのかな~
………少し違うような気もするし
先生に白い斑点の事をたずねてみる
「若い方は乳腺が発達しているので乳腺が固まって見える事もある」
「多くは良性のしこりがほとんど」
「まわりに石灰化が見られるが良性の場合がほとんど」
まだ他にも沢山質問をしたと思う。
石灰化がなぜ起きるのか
右胸の激痛は何なのか
前のクリニックでは嚢胞らしき、と言われたが白い斑点はそれなのか
まあまあまあ、普段は何も脳みそ使うことなんて無いので医者の前ではバカだと思われたくないので簡潔に分かりやすくやりとりを心がけている←もうそこがバカ、自意識過剰バカだわ
つっても医者からしたらバカはバカなのでそんなこと気にもしていらっしゃらないのでしょう(当たり前だ)
少しあきれ気味の先生がおっしゃったのは、
「初期の乳がんで胸が痛くなったりするする人は居ないよ」
はははは、
ってさ、力なく笑うのやめてくんないかな
市民病院って事はさ、公務員なわけよね
またいつもの私の大好きな台詞言いたくなるからさ、やめてっ
てことで、白い斑点の謎を探るべく次回はエコー検査の流れとなったのです。
毎日毎日、人間のあーだこーだを聞いてはハイハイ言うお医者さんもお疲れさま。
私だってそ~ですからね、お互いに頑張りましょう(医者じゃないけど)
③紹介先の市民病院へ
6月1日
小さなクリニックから紹介状を渡されて地域の大きな市民病院へ転院となった。
乳腺外科ではなく、外科です。
予約制なのでサクサクと順番が呼ばれる。
●診察室ではまず問診、
いつから違和感や痛みが出始めたのか
最終月経はいついつ、等
●触診
しこりらしきものには触れない
●マンモグラフィー(人生初)
…………マンモグラフィーとは、オパイを挟んでのレントゲン写真です。
い、いってーのなんのって。
まず右のオパイを上下横に挟み1枚
右のオパイを左右縦に挟み1枚
左も同じように挟み1枚ずつ、計四枚。
いてーわ、いてーわ。
向かい側に技師さん立って私のオパイをそんなに引っ張る?!ってくらいに引っ張るわけ。
あぁ、私のオパイさん。
無残
レントゲン室からまた外来に移動し、呼ばれるのを待つ。
順番が回ってきまして呼ばれます
先生の前に座ります
「右側に石灰化がみられますね」
ふーーーーーーーん
ナニソレ
?????
「害はありますか?」
「何とも言えないので、次の診察日にエコーしましょう」
この日はこのまま帰宅。
休みの度に病院へ通うのか。
たまたま休みの日に予約が入れる事が出来て今のところサクサクと進んでるからまあいっか!
相変わらず能天気な馬鹿女です